みなさん、会社での人間関係はうまくいっていますか?
こんなこと思っていませんか?
「会社に行ったらいつも上司から怒られる」
「最近同僚から無視されるようになった」
「会社の人間関係がもう嫌だ」
もしもこのように思っていたら黄信号です。
仕事の上で人間関係の悩みはとても大きく、ため込み続けると精神的に追い込まれてしまうことも。
これでは良い仕事ができないばかりか、鬱などの精神疾患になって休職を繰り返す、なんてことも…。
そうならないためにもしっかり悩みを発散する、もしくは解消するようにしましょう!
この記事では人間関係の悩みの解決法、対処法を書いています。是非とも快適な人間関係の構築に役立ててください!
目次
1.人間関係の悩みの種類
一口に人間関係の悩みと言っても様々な種類があります。
会社という組織に属すると様々な立場の人たちと交わるため、相手の立場ごとに関係性が変わってきます。
そのため、人間関係の悩みも相手の立場によって性質が変わってくるもの。
具体的に見ると、大まかに分けて次のようなものになります。
- 上司との関係の悩み
- 同僚との関係の悩み
- 部下との関係の悩み
1-1.上司との関係の悩み
良い上司のもとでストレスなく働くことができれば、仕事をスムーズにこなすことができ、人生は非常に充実したものとなります。
それだけ上司との人間関係は重要なものですが、残念ながら世の中は理想の上司ばかりでありません。
1-1-1.上司が無能
指示が適切でなかったり、指示したことを気分で撤回したり、そのくせ高圧的で傲慢な態度だったり…。
また例えば、上司が「わからないことがあったら聞いてくれ」と言ってくれたので、いざわからないところを聞きに行ったら「そのくらい自分で考えろ」と言われたりした経験もあるかもしれません。
そのような無能な上司だったりパワハラをしてくる上司だとあなたは嫌な思いをしますし、職場の雰囲気も悪くなりますよね。
1-1-2.上司が人によって態度を変える
例えばあなたがミスをしたとします。それを上司に報告したとき、「何やってんだ!」「ふざけんな!」と上司から罵詈雑言を食らった経験はないでしょうか。
その一方で、他の誰か(仮にAさんとします)が同じミスをし、同じ上司に報告したとき、「心配いらない!」「次は気をつけてな!」と上司が全く違う態度で言葉をかけていた、なんてこともあるかもしれません。
たとえAさんよりもあなたの方が仕事ができたとしても、上司はあなたを疎んじ、Aさんには気にかけている、というケースもままあるものです。
いくら頑張っても評価してくれない、なのにあいつは大して成果を上げていないのに上司に気に入られてる…。
こんな状態では仕事へのモチベーションも上がりませんよね。
1-2.同僚との関係の悩み
たとえ上司との折り合いが悪くても、仲の良くて気の置ける同僚がいれば、愚痴を言い合ったりすることで悩みが解消されることもあります。
しかし同僚が良いヤツばかりとは限りません。
1-2-1.嫌がらせをする同僚がいる
同僚が自分の仕事をあなたに押し付ける、自分のミスの責任をあなたになすりつける…。
こういったことを平気でする人は意外にいるものです。
それだけでは飽き足らず、あなたの揚げ足をとる、小学生のような嫌がらせをしてくる、さらにはあなたを徹底的に無視するような行為に及ぶ人もいるかもしれません。
これでは社内で円滑なコミュニケーションがとれるはずもありませんね。
こうした嫌がらせを受け続けていると鬱といった精神疾患の原因にもなります。
1-2-2.派閥争いがある
会社は人が多く集まる組織です。人が多く集まると人はグループを作るもの。
グループを作ると今度はグループ間で争いが発生したり、或いはグループ内で陰口がささやかれたりもします。
あなたもグループに加えられ、同調することを求められたりしているかもしれません。
そうすると人間関係に軋轢が生まれ、社内がギスギスした雰囲気で覆われることになってしまいます。
このような環境ではうまくいくはずの仕事も失敗しかねませんし、自分だけでなく他人の人間関係にも気を揉まなければならず心労が増え病んでしまいます。
1-3.部下との関係
あなたが上司になった場合も人間関係に悩まされているかもしれません。
上に述べたように上司との関係で部下が悩むのと同様、部下との関係で上司が悩むことも大きな問題なのです。
1-3-1.部下が指示を聞かない
あなたが仕事を数年続けると部下を持ち、マネジメントする立場になります。
しかしその部下があなたの言うことを聞いてくれるとは限りません。
新入社員がなかなか学生気分が抜けない、という程度ならかわいいもので、ひどいものなら部下があなたを上司と認めず、意図的に無視する、嫌がらせをすることもあります。
このような状態では職務に著しく支障が出てしまうことでしょう。さらにあなたの上司からのノルマと板挟みになり、身動きが取れなくなってしまうことも。
1-3-2.複数の部下をマネジメントできない
これは人間関係の問題とはやや異なるかもしれませんが、一応載せておきます。
これまではただ指示に従って動いていればよかったのに、複数の部下を持つと彼らの仕事もきちんと把握しなければなりません。
つまり同時に複数人のマネジメントが必要で、マルチタスク能力が求められることになります。
世の中には向き不向きがあり、どうしてもマルチタスクの処理が困難だという人もいます。
このため多くの部下を持ったために自分の限界を超えて能力がパンクしてしまうこともあるのです。
2.職場の人間関係の対処法
こうした人間関係の問題を解決するのは容易ではありません。しかし、いくつかの方法があります。
人間関係の悩みを解消するだけで仕事の効率は劇的にアップし、ストレスも格段に減り、人生も素敵なものとなります。
より良い人生の実現のため、人間関係の悩みの解消には全力で取り組むべきです!
具体的には次のような対処法があります。
- 自分に原因が無いか確認する
- 所詮会社の付き合いと割り切る
- 人事部に相談する
- 転職する
2-1.自分に原因が無いか確認する
人間関係の悪化は相手だけが悪いとは限りません。もしかしたら普段のあなたの言動で相手の反応がネガティブなものになっている可能性もあります。
相手が仕事を手伝うといった親切をしてくれたのに、もしもあなたがそっけない態度をとってしまったら、相手はムッとしてしまうでしょう。
また、相手のミスを執拗に責めたり、相手を見下すような発言をしてしまった場合も相手は快く思わないでしょう。
様々な施策を練る前に、まず自分の行動に悪い点が無かったか、今一度振り返ってみましょう。
そしてちょっとしたことですが、親切にされたらきちんとお礼を言うなど、基本的なコミュニケーションを意識すると人間関係が改善されることもあります。
2-2.所詮会社の付き合いと割り切る
とはいえ自分に悪い点が無かったかと振り返るのも限度があります。
自分の原因を突き詰めると、「あれもこれも自分のせい」と考えてしまい、収拾がつかなくなります。
そうなると負の悪循環に陥り、一気に精神が病んでしまうことも。
自分の原因を求めるのはある程度のところで見切りをつけ、それ以上のことは「所詮会社の付き合い」と割り切って接するようにするのがオススメです。
そう言いたい気持ちもわかります。
しかし「割り切る」というのは、仲良くしなくても良いということではありません。
「割り切る」と言っても会社の人たちにツンツンしていてはいけません。人間関係が余計に悪化しストレスの元となります。
ここでは「必要以上に」仲良くならなくても良いという意味であり、上辺だけでも良好な関係を築けば良いということです。
重要なのは、人に接する際、作り笑いでも良いので笑顔で接すること、そして明るくハキハキした口調で答えることです。
所詮は会社だけの付き合い。だからこそ、深く本音で話し合ったり、素のままの自分をさらけ出したりせず、仮面をつけて自分の本性を隠しちゃいましょう。
もちろん自分を隠すのは疲れますが、それで人間関係のストレスが解放されるならば疲労度は断然マシです。
こういう方向での「割り切り方」、一度試してみてはいかがでしょうか。もしかしたら劇的に環境が改善するかもしれませんよ!
2-3.異動願いを出す
上記の「割り切る」方法を試しても改善されなかった、あるいは笑顔で接したり明るく振る舞うことがどうしてもできない、という方もいらっしゃることでしょう。
また、部下のマネジメントができないなど根本的に遂行不可能な問題にぶち当たっている方もいらっしゃると思います。
そういった場合は一度、異動願いを出してしまいましょう!
今の自分の置かれている環境を相談すれば、より人間関係の穏やかな部署への異動が認められるかもしれません。
具体的な異動願いの出し方や注意点については以下の記事をご覧ください。
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今の仕事がつらいあなたへ、異動願いの出し方!【例文付き】
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2-4.転職する
自分のできることをやっても改善無し、そして異動願いも通らないとなれば、よほどその仕事が好きでない限り、もはやその会社で働き続ける理由はありません。
劣悪な人間関係に囲まれ続けて精神を病んでしまう前に転職してしまいましょう!
こんなこと思っていませんか?
「転職って不安」
「転職って逃げなんじゃないの?」
こんな風に思われる方もいらっしゃると思います。
しかしはっきり言いますが、この考えはもはや時代遅れです!
今は転職者をスキル豊富で意欲ある者としてポジティブに捉える風潮が出てきており、昨今の様々な業界での人手不足もあり転職者を受け入れる態勢が整ってきています。
詳しくは下の記事をご覧ください。
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転職の3つのメリットと、今だからこそ転職すべき4つの理由
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せっかくスキルを持っていても、人間関係に悩まされて活用できないようでは元も子もありません。
しかし職場を変えれば同じ職種でも驚くほど働きやすい環境だったりするのです。それほどまでに会社ごとの社風、働きやすさ、人間関係の様子は違っているのです。
あなたの人生はあなたにしか開けません。
人間関係に悩み続けて鬱になってしまうのは非常にもったいないです。
是非とも転職を考えてみてください!
まとめ
このように、人間関係による職場の悩みはとても深刻で、放置しておくと精神を病んでしまいます。
様々な解決策を提案してきましたが、見てきたようにまず自分を見つめ直し、次に社内で何とか解決できないか相談、そしてそれでもダメなら転職をオススメします。
実はリクナビの調査によれば、転職した人の「本音」の理由として、1位に「上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった」、3位に「同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった」と、人間関係の悩みがあったことが上位に挙がっています。
退職理由の本音ランキング
1位:上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった(23%)
2位:労働時間・環境が不満だった(14%)
3位:同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった(13%)
4位:給与が低かった(12%)
5位:仕事内容が面白くなかった(9%)
6位:社長がワンマンだった(7%)
7位:社風が合わなかった(6%)
7位:会社の経営方針・経営状況が変化した(6%)
7位:キャリアアップしたかった(6%)
10位:昇進・評価が不満だった(4%)リクナビ「転職理由と退職理由の本音ランキングBest10」より引用
もちろん面接の際に「人間関係に悩みがあったから」などと答えてしまうと印象はよくありません。しかし本音としては人間関係に悩みがあることは十分に転職の理由になるのです。
あなたも人間関係の悩みから解放された新しい世界に飛び出しませんか?
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