人間はみんな、大人になったら「働く」ものだとされています。いえ、大人だけではありません。未成年でも社員として雇用されたり、学生であってもアルバイトという形で働いたり。とにかく、「働く」ということを通じて社会と関わるのが人間として当然のことであり、「働く」ことによって社会の一員として認められるという現状がありますよね。
ではなぜ人間は働かなくてはならないのでしょう。
働くのはなぜ?
憲法に労働の義務が明記されてるから?いいえ、そんなはずはありませんね。いちいち「憲法に書いてあるから働くぞ!」と思いながら働いてる人はいません。そもそも、憲法に書かれてある「労働の義務」とは国が国民に労働の場を提供する義務だとされていますので、私たちが働かないからといって憲法違反だというわけではありません。
恐らく、多くの人がこう答えると思います。「お金のため」と。お金をもらって生活をするため、あるいは娯楽に費やすために仕事をする。こう考えてる人が大半なのではないでしょうか。現に、「一銭も貰えずに働けるか?」ときかれれば、ほとんどの人はノーを突き付けると思います。
ところで、会社に入るときには履歴書を書いたり面接で面接官の質問に応答したりしなければなりません。そこでは必ず「弊社に志望した理由は?」ときかれます。さて、上に述べたのが真だとすれば、ここでは「お金のです」と答えるのが筋ですよね。ですがそのように答える人はいないでしょう。そう答えれば不採用となることを知っているからです。形式的に、半ば無理矢理にでも、やりがいだとか、自分の特性を生かせるとか、そういったことを挙げて入社への通過儀礼を突破するのです。
一方で、十分なお金を持っているのに働き続けてる人もいます。世界一のお金持ちであるビル・ゲイツさんはじめ世界各国の大富豪はそうですよね。そのような遠い存在だけでなく、十分な不労所得を得ていたり、親の莫大な資産を相続していたりしている人も、案外普通に働いていたりします。
彼らは何故働いているのでしょう。きいてみると、大抵はこのように返ってきます。「やりがいのため、生きがいのため」と。そう、多くの人が履歴書や面接で建前として答えてるようなことを、彼らは心の底から思っているのです!
「働くのはお金のため」というのは一面的な見方だと言えるかもしれません。「やりがいのため」というのも、気づいていない人が多いだけで実は大事なのです。
「お金」と「やりがい」
以前、相談者さんに次のような方がいました。彼は20代の元営業系サラリーマンでしたが、ある日株で大儲けをしたのでもう働かなくていいやと会社をやめました。最初の内は楽しくゲーム三昧の日々でしたが、次第に不安が募ってきたといいます。どういうことかというと、人との交流が希薄になったため強い孤独感を覚えるようになった、所属する組織がなくなったので自分が何者であるという自覚がなくなりアイデンティティを喪失した、刺激が無くライフステージの変化も無いので将来もこのままでいいのかと不安になった、といったことです。
これはずっと働き続けている人にはなかなかわかりづらいことかもしれませんが、この「働いていない不安」というのは存外に辛いものです。ちなみに彼は今、再就職を果たして「やりがい」を得て、元気に働いているそうですよ。
「お金」と「やりがい」。これは働く動機として欠かせないものです。この両方を満たした仕事で働けたら人生は素敵なものになるでしょう。しかしお金はまだしも、やりがいというのは目に見えないし、自覚することのない場合もあるので、向き合うのが難しいものです。
長い人生の内、働く期間は40年もあります。この長い期間、お金もやりがいも無い仕事で働いて潰すなんて人生がもったいないと思いませんか?
時間がかかっても良いのです。一度しかない人生、「働く」ことを見つめ直して素敵な人生を踏み出したいというあなたに、私はそのお手伝いをしたいのです。
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