こんなこと思っていませんか？
「転職エージェントから紹介された求人が希望と違う」
「紹介された求人を断りたい」
転職エージェントはとても便利で、転職活動の際にはとても役に立ちます。
転職エージェントを利用する場合、キャリアアドバイザーと面談して希望条件やスキル、経歴などをまとめ、その後求人を紹介されます。
しかし、紹介された求人が自分の希望条件と合致していない場合も。
その場合、断ってしまってもいいのか、どのように断れば良いのかお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は希望条件と異なる求人を紹介された場合の対処法についてご紹介します。
目次
1.希望条件に合わない求人を紹介される理由
まず、なぜ希望条件に合致しない求人が紹介されることがあるのでしょうか。
それは転職エージェントのシステムにあります。
転職エージェントは転職希望者は無料でサービスを受けることができます。
しかしそれではどうやって転職エージェントが事業として成り立っているのか。
それは、転職希望者の採用が決まった時点で、その企業から転職エージェントに報酬が支払われているのです。
つまり、転職希望者の転職が成功しなければ、転職エージェントは一円たりともお金が入ってこないことになります。
このために、キャリアアドバイザーは転職希望者の希望条件に合う求人よりも、採用される可能性の高い求人を紹介することがあるのです。
キャリアアドバイザーにもノルマが課されていることがあり、なおさら「転職しやすい求人」を勧めてくることにもつながっています。
2.紹介された求人が希望条件と合わなければ断ろう！
せっかく求人を紹介されたのに、希望条件と合わなくて断っていいのかと悩んでいる方もいるでしょう。
しかし、悩む必要はありません。
自分に合わない、希望条件と合っていないと感じたら断っても全く問題ありません。
何故なら、キャリアアドバイザーも紹介した求人が断られることはごく普通のことと理解しているからです。
紹介された求人を断ったからといって何らかのペナルティがあるなどということはまずありません。
また、断る際には求人紹介にその旨を返事する必要はありません。
キャリアアドバイザーは「返事がない」＝「応募の意思がない」として処理しているからです。
応募したい求人が紹介されたときのみに返事する、という方針でも何ら問題はありません。
ただし、断る場合にも「希望のどこが合わなかったか」を明確にして返事をしておくと、キャリアアドバイザーもその点を踏まえ、より希望に沿った求人を紹介しやすくなります。
このため、返事をしないよりは、きちんと断る理由を添えて返事をしておいた方が次につながる可能性が高まります。
転職エージェントの利用による転職活動はキャリアアドバイザーとの信頼関係に左右されるので、コミュニケーションは密にしておくべきです。
必須ではありませんが、余裕があるなら是非とも断る場合でも返事はしておきましょう。
3.条件に合った求人を紹介してもらうために
キャリアアドバイザーに紹介してもらった求人が自分の条件に合っていなくて断る場合、それだけ無駄に時間を費やしてしまうことになります。
ましてや、その次に紹介された求人も希望条件に合っていなかったらなおさら非効率です。
そこで最初からなるべく希望条件に沿った求人を紹介してもらえるよう、ちょっとしたコツを実践してみると良いでしょう。
そのコツは次の2点です。
- キャリアアドバイザーに熱意を見せる
- キャリアアドバイザーが合わないと感じたら変えてもらう
3-1.キャリアアドバイザーに熱意を見せる
キャリアアドバイザーに希望条件に合った良い求人を紹介してもらいやすくするために、転職への強い意思や熱意を見せておくと良いでしょう。
先述の通り、転職エージェントの利用による転職活動はキャリアアドバイザーとの信頼関係に左右されます。
転職の意思が弱いと、
「この人転職する意欲無いな」
「どのような企業に転職したいのか見えてこないな」
と思われて、キャリアアドバイザーのモチベーションも下がり、とりあえず転職できれば良いと考えて適当な求人を紹介されてしまいます。
一方でちゃんと転職の意思が固く、熱意を持って転職を成功させたい旨を伝えておくと、
「この人は本気なんだな」
「じゃあこちらもしっかり求人を考えよう」
とキャリアアドバイザーも熱意を持って取り組んでくれるようになるのです。
信頼関係を築くことができれば、キャリアアドバイザーは「この人にはいい職場で働いてもらいたい」と考えて、しっかり希望条件を加味して紹介してくれる可能性が高まります。
蛇足ながら、キャリアアドバイザーと信頼関係を築いておくメリットは求人紹介だけではありません。
企業との面接の後のフォローアップ（キャリアアドバイザーが企業と連絡を取り、あなたのスキルや魅力などの情報を補足として伝えること）でも、信頼関係を築いておくとより一生懸命にフォローアップしてくれることにつながり、転職が成功しやすくなるのです。
このようにスムーズに転職活動を進めやすくなるので、きちんと転職への意思を持ち、キャリアアドバイザーに精いっぱいの熱意を見せておきましょう！
3-2.キャリアアドバイザーが合わないと感じたら変えてもらう
しかしこちらが転職への熱意を見せても、キャリアアドバイザーの反応が芳しくない場合もあります。
キャリアアドバイザーも人間ですから、あなたと合う・合わないがあるのです。
もしあなたが担当のキャリアアドバイザーと面談して
「この人とは合わないなぁ」
「あまり真剣にこっちの話を聞いてくれてないな」
と感じたら、キャリアアドバイザーを変えてもらいましょう。
合わないキャリアアドバイザーの元で転職活動を進めても、希望条件を無視した適当な求人を紹介されたり、その他のサポートもおろそかにされたりするなど、時間の無駄となってしまいます。
あなたに合ったキャリアアドバイザーに出会えるかどうかで転職活動の結果は大きく変わります。
あなたの熱意を真剣に聞いてくれるキャリアアドバイザーこそがあなたには必要なのです。
まとめ
以上、希望条件に合わない求人を紹介されたときの対処法、そして希望条件に沿った求人を紹介してもらうためのコツを紹介してきました。
転職希望者の転職が決まった時点で報酬が入るという転職エージェントのシステム上、どうしても希望条件に合わない求人が紹介される場面が出てきます。
そのような場合も何も気後れすることなく、堂々と断りましょう。
ただ、希望条件に合わない求人の全てを断るのでなく、実はそこにあなたも気付いていない新たな可能性がそこに待っていることだってあります。
もしも「希望条件に合わないけど気になる」というような求人だったら、思い切って応募するのも良いでしょう。
あなたの人生はあなたのものですから、大いに悩んで、是非とも素晴らしい未来をつかんでくださいね。
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