こんなこと思っていませんか?
「転職エージェントってどうやって利用したらいいの?」
「転職エージェントの流れがよくわからない」
転職活動を始めるにあたって多くの方は転職のウェブサービスを使うことになります。
まず最初に転職ウェブサービスには転職サイトと転職エージェントの二種類があることを知っておきましょう。
- 転職サイト:自分で求人を探して応募するもの
- 転職エージェント:キャリアアドバイザーがついて求人の紹介や転職活動のサポートなどを受けるもの
詳しくは以下の記事をご覧ください。
-
【メリット】転職サイトと転職エージェントの違いは?【デメリット】
花咲エレナ皆さんこんにちは、花咲エレナ(@Hanasaki_Elena)です。 こんなこと思っていませんか? 「転職したいけど何をすればいいの?」 「転職ってやることが多くて大変そう」 ...
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ここでは転職エージェントを利用する場合の流れと賢く使うコツをご紹介します。
目次
1.転職エージェントを利用するときの流れ
転職サイトの例(マイナビエージェント)
マイナビエージェント:https://mynavi-agent.jp/
現在、転職エージェントは数多くあります。
しかしどの転職エージェントもだいたい流れは変わりません。
まずは転職エージェントを利用する際の流れを確認してみましょう!
- 転職エージェントに登録
- キャリアアドバイザーと面談
- 模擬面接など
- 書類選考
- 面接
- 内定
1-1.転職エージェントに登録
まずはウェブサイトやアプリから登録を行います。
転職サイトと違い、転職エージェントは登録しないと何もサービスを受けられないので必ず登録しましょう!
氏名、年齢、住所といった基本的な個人情報はもちろん、学歴、職歴、希望する職種や収入など、転職するのに必要な情報も細かく入力していきます。
これらはキャリアアドバイザーが求人を紹介するにあたり重要な判断材料になるので、嘘は書かず正直にしっかり書きましょう!
1-2.キャリアアドバイザーと面談
転職エージェントに登録後、メールか電話が来るので面談の日程を決めます。
面談の日までに履歴書や職務経歴書を準備し、事前に送付しておくか面談当日に持っていきましょう。
キャリアアドバイザーとの面談は、事前に登録した情報を元に、転職希望者のスキルや経歴、性格などを整理し、希望をまとめる場です。
この面談が転職エージェントでサービスを受けるにあたって最も肝となるものです。
最大限にサービスの恩恵を受けるために、なるべく多くの情報を正確に伝えるよう心がけましょう。
事前に適性検査を受けている場合はそれを提出すると面談がスムーズに進みます。
例えばミイダスが提供している適性検査は優秀で、pdfとして出力できるので、印刷して持参すると良いでしょう。
また、履歴書や職務経歴書の添削も面談の際にしっかりしてもらいましょう。
そして早ければ面談中に、遅くとも面談後一週間以内にキャリアアドバイザーから希望に合う求人を紹介してもらえます。
その求人を検討し、納得できるものであれば応募し、選考へと進みます。
1-3.模擬面接など
転職エージェントでは、キャリアアドバイザーとの面談とは別に、模擬面接などをしてくれるサービスもあります。
転職エージェントによってサービスの有無がありますが、もし模擬面接があれば是非受けてみましょう!
模擬面接では本番さながらに面接が行われ、その後フィードバックや指導がなされます。
基本的なマナー、言葉使いといったものはもちろん、受け答えに矛盾やネガティブな要素が無かったかなども指導してくれます。
さらに実際に模擬面接を受けることで、自分が説明しにくい弱点はどこなのかを知ることができたり、実際の流れを知ることで緊張を緩和させたりと、多くのメリットがあります。
模擬面接を受けた経験は本番で大いに発揮できるので、是非とも活用しましょう!
1-4.書類選考
求人に応募したら書類選考が始まります。
書類選考の期間は、転職希望者は特に何もすることはありません(とはいえ面接対策はしておきましょう)が、どのような流れで書類選考が行われるかは知っておくべきです。
まず、採用枠1人の求人について、その転職エージェント内であなた1人だけの応募だった場合、そのまま履歴書や職務経歴書が応募先の企業へ送られます。
しかし、採用枠1人の求人について、例えばその転職エージェント内で10人の応募があった場合、まず転職エージェント内部で書類選考が行われます。
つまり、同じ転職エージェント内で同じ求人に10人が応募したら、その中で1人が転職エージェント内で選ばれることになるのです。
転職エージェント内で見事選ばれた1人の履歴書や職務経歴書が応募先の企業へ送られることになります。
そしてその後に企業内で通常の書類選考が行われるのです。
このように、転職エージェントを通すと二段階の書類選考が行われることになります。
二段階の書類選考があることを考えると、
「転職エージェントから応募したら書類選考に通りにくそうだなぁ」
と思われるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。
なぜなら、転職エージェントが履歴書や職務経歴書を送るとき、推薦状も同時に企業へ送るからです。
推薦状とはキャリアアドバイザーが作成する転職希望者のPR文のことで、「この人ははきはきとして印象が良い」「話し方が丁寧」など人柄が盛り込まれることも多くあります。
このようにキャリアアドバイザーとの面談を通した評価で転職エージェント内の書類選考や推薦文が決まるので、転職活動の本番はキャリアアドバイザーとの面談から始まっていると考えた方が良いでしょう。
こうして企業へと送られた履歴書、職務経歴書、推薦状を元に、企業で書類選考が開始されます。
この推薦状があるため、企業での書類選考は転職サイトからの応募より転職エージェントからの応募の方が合格しやすいとも言われています。
書類選考の期間は、転職エージェント内部の書類選考の有無でも変わりますが、だいたい3日~一週間ほどです。
1-5.面接
書類選考を通過するといよいよ面接です。
自力で転職サイトから応募する場合と違い、転職エージェントから応募すると転職エージェントが面接の日程を調整してくれます。
面接の当日は身だしなみを整え、質問されそうなことはきちんと答えられるよう頭に入れておき、万全の態勢で臨みましょう!
また、転職エージェントは、転職サイトには無いサービスとして、面接後のフォローアップとフィードバックがあります。
フォローアップは、面接終了後にキャリアアドバイザーが企業に連絡を取り、採用の後押しとして面接で伝えきれなかったあなたのスキルや魅力などを企業に伝えることです。
たった一時間前後の面接であなたの魅力を企業に伝えるのは不可能です。
しかしキャリアアドバイザーによるフォローアップで、あなたの情報を詳細に伝え、より採用に有利になるよう働きかけてくれるのです。
これに対しフィードバックは、面接終了後のキャリアアドバイザーと企業との連絡で、企業側があなたに対して抱いた良い点や悪い点をキャリアアドバイザーに伝え、キャリアアドバイザーがそれをあなたに伝えることです。
特に企業側が抱いた悪かった点を聞くことは重要です。
なぜなら、悪かった点を反省し、修正して次の面接に臨むことができるからです。
キャリアアドバイザーから悪かった点の改善方法を指導してもらったり、再度模擬面接を受けたりすることで、さらにレベルアップして次の面接に進むことができるのです。
このフォローアップとフィードバックは、転職エージェントの大きな利点の一つと言えます。
また、最終面接後にはキャリアアドバイザーがあなたに代わって給与交渉も行ってくれます。
面接終了後は是非とも転職エージェントと連絡を取り、こうしたサービスの恩恵を存分に受けましょう!
1-6.内定
最終面接を通過したら内定です!
これで新たな人生を歩むことができます!
ただし、内定が出てからもまだ大変な作業が残っています。
あなたが今も会社に勤めているのであれば、その会社を退職するための手続きをしなければなりません。
辞表を提出してすんなり受理されれば問題無いですが、場合によっては拒否されてしまうことも。
その場合は退職代行などのサービスを利用することも選択肢に入れておきましょう。
2.転職エージェントを上手く使うコツ
以上が転職エージェントを利用する場合の基本的な流れです。
しかし漠然と転職エージェントを利用するだけではなかなか思い通りの転職活動が進まないことも多いです。
ユーザー側も転職エージェントを賢く使う必要があります。
そこで次のような賢く使うコツをご紹介します。
- 複数の転職エージェントに登録する
- 転職サイトも活用する
- キャリアアドバイザーに熱意を見せる
- キャリアアドバイザーが合わないと感じたら変えてもらう
- 企業の内情を知ってる人に話を聞く
2-1.複数の転職エージェントに登録する
転職エージェントはどれか一つしか登録してはいけない、などということはありません。
むしろ複数の転職エージェントに登録しておくことをオススメします。
なぜなら、転職エージェントによって扱っている求人が異なっているからです。
特に特化型の中小エージェントは、その分野だけのニッチな求人を扱っていることも多く、希望する分野に特化したエージェントがあるなら絶対に登録しておくべきです。
その転職エージェントだけが独自に保有している求人に出会えるかもしれません。
さらに、転職エージェントによる転職活動が成功するかどうかは担当のキャリアアドバイザーとの相性に左右されるといっても過言ではありません。
そのため、複数の転職エージェントに登録しておくことで、納得のできるキャリアアドバイザーが付いてくれる可能性も高まります。
なお、複数の転職エージェントに登録していることは転職エージェント側に必ず伝えておきましょう。
同じ求人を紹介したり面接の日程が被ったりといったことを避けられます。
転職エージェント側もユーザーが複数の転職エージェントを利用することは一般的なので理解してくれるはずです。
逆に競争心からキャリアアドバイザーが真剣になってくれることもあり、転職活動を進めていく上でメリットにもなります。
2-2.転職サイトも活用する
転職エージェントだけでなく、転職サイトにも登録しておくと転職活動がスムーズに進む可能性が高まります。
転職エージェントでは求人はキャリアアドバイザーに一つずつ紹介してもらう形で進むため、転職希望者はどのような求人があるのか把握することができません。
しかし転職サイトに登録し、求人を検索することで自分なりに納得のできる求人が見つかることもあります。
転職エージェントでは事務所に行って面談したりメールでやりとりしたりしなければ転職活動が進まないため、転職サイトに登録しておくと休憩時間や通勤時間などの空き時間を有効に使えます。
また、転職サイトで見つけた求人を転職エージェント経由で応募することができる場合もあります。
可能かどうかは転職エージェントによりますが、もし転職エージェント経由で応募できれば、推薦状の送付や面接後のフォローアップ・フィードバックといったサービスを受けられるため、より有利に選考を進められます。
2-3.キャリアアドバイザーに熱意を見せる
意外に大事なのが、応募する企業だけでなく、キャリアアドバイザーにも転職への熱意を見せることです。
「この人転職する意欲無いな」
「どのような企業に転職したいのか見えてこないな」
ってキャリアアドバイザーに思われると、適当な企業を紹介されたり、貴重な面談の時間を無駄に浪費してしまったり、最悪の場合は求人の紹介を断られてしまったりすることもあるのです。
キャリアアドバイザーはユーザーを転職に導くことが仕事なので、とりあえず転職できればOKと考えて、合格しやすいが希望条件と合致しない的外れな求人を紹介されてしまうこともあります。
これを防ぎ良い求人を紹介してもらうために転職の意思があることを示し、キャリアアドバイザーと信頼を築くことが重要なのです。
普段からキャリアアドバイザーに熱意を見せ、信頼関係を築いておくと、キャリアアドバイザーのやる気も上がります。
企業との面接の後のフォローアップ(キャリアアドバイザーが企業と連絡を取り、あなたのスキルや魅力などの情報を補足として伝えること)でも、信頼関係を築いておくとより一生懸命にフォローアップしてくれることにつながり、転職が成功しやすくなります。
ただし、キャリアアドバイザーに気に入られようと嘘をつくのはNGです。
たとえば精神疾患による休職期間があるなど、選考で影響が出そうなマイナス面もしっかりと正直に伝えましょう。
2-4.キャリアアドバイザーが合わないと感じたら変えてもらう
上の2-1.で「転職エージェントによる転職活動が成功するかどうかは担当のキャリアアドバイザーとの相性に左右されるといっても過言ではない」と紹介しました。
もし利用している転職エージェントで面談したキャリアアドバイザーについて、
「この人とは合わないなぁ」
「あまり真剣にこっちの話を聞いてくれてないな」
と感じた場合は変えてもらいましょう。
合わないキャリアアドバイザーのもとで転職活動を続けても時間の無駄です。
求人の紹介や推薦文、面接後のフォローアップといった重要な部分が適当に済まされる場合もあるのです。
また、キャリアアドバイザーによって知識に差があり、特に新人に当たると履歴書や職務経歴書の添削といった基本的な部分も満足にできないことも。
2-1.で解説したように別の転職エージェントを利用する手もありますが、同じ転職エージェントでキャリアアドバイザーを変えてもらうことも一つの手です。
2-5.企業の内情を知ってる人に話を聞く
担当のキャリアアドバイザーは、プロフィールの分析、履歴書や職務経歴書の添削、面接の対策などには詳しくても、求人の企業の内情まで詳しいとは限りません。
そのため、気になる求人があった場合、その企業の内情をよく知っている人、例えばその求人の営業担当の人と直接話ができるようお願いしてみるのも一つの手です。
実際の雰囲気や社内の待遇といったお宝の情報がもらえるかもしれません。
ただし、このようなお願いが可能かどうかは転職エージェントによります。
転職エージェントでは情報が得るのが難しい場合はネット上の口コミを頼るのも手です。
中でも転職会議はオススメで、会社の社風や年収、残業の有無、休暇の取りやすさといった口コミが数多く投稿されており、求人の応募を決めるのに役に立ちます。
転職会議の詳しい使い方や注意点は以下の記事もご覧ください。
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まとめ
以上、転職エージェントの流れと使い方のコツをご紹介しました。
転職エージェントは一人一人に専属のキャリアアドバイザーが付き、様々な面でサポートしてくれるので非常に心強いです。
しかし、そのためにキャリアアドバイザーとの相性次第で転職活動の成功が大きく左右されてしまうのも正直なところです。
キャリアアドバイザーと合わないと感じたら変えてもらうか、他の転職エージェントを利用することで、転職活動をより有利に進められる可能性が高まります。
また、キャリアアドバイザーに熱意を見せることで、キャリアアドバイザーとの信頼関係を築き、しっかりサポートしてもらうようにすることも重要です。
様々な面でサポートしてくれるからと安心しきるのではいけません。
むしろキャリアアドバイザーとの面談から既に転職活動が始まってると気を引きしめて臨むことが、転職エージェントを賢く使うコツと言えます。
まずどの転職エージェントを登録したらいいのかわからない、という方は次の記事も参考にしてみてくださいね。
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