会社へ行くのに毎日満員電車に揉まれて通勤するの、大変ですよね。
特にラッシュ時間帯における東京の電車の混雑具合は世界的にも異常と言えるレベルだそうです。
満員電車に乗るのは、多くの人々で充満する空間に飛び込むことであり、これ自体が異常な行動を強いられていると言えます。
満員電車の中では、密着してくる人の体温、体臭、吐息、汗が容赦なくあなたに襲いかかり、多くの人々で圧迫され息苦しく、身動き一つ取れなくなります。
そして駅へ着くまでの数十分、中には一時間以上もその状態で缶詰にされる運命となります。
とある調査結果によると、満員電車で受けるストレスは戦場の兵士が受けるストレスよりも強いことも示されています。(参考:「通勤ラッシュによるストレスは戦場以上--調査報告」CNET Japan)
満員電車は肉体的、精神的に多大な苦痛を受けるばかりでなく、痴漢冤罪のリスクも高まります。もしあなたが何もやっていなくても、痴漢の疑いをかけられたら社会的な死が待ち受けることになりかねません。
このように見ると、満員電車で通勤するのは賢くないと言えるでしょう。
そこでこの記事では満員電車を避ける方法を提案します。メリット・デメリットを併せて書いていますので、自分に合った快適な通勤方法を是非とも見つけてみてください。
1.通勤する時間をズラす
通勤ラッシュとなる7時半~9時頃はどの路線も東京方面の電車は激しく混雑します。
ならばこの時間を避けて通勤してしまえば満員電車に悩まされることはありません!
具体的には早起きして6時台の電車に乗ってしまうことですね。
また電車によっても、どの駅から始発になるのかで混雑具合が変わってくるので、これを調べることで比較的空いてる電車に乗ることもできます。
つまり、あなたの最寄り駅から近い駅から運転開始となる電車は、その分乗客も少ないので空いてることになります。
実際に早朝から駅へ出向き、どの列車が空いているのか調査してみるのも手です。
普段の時間だと満員電車となる路線も、早朝だと座れるほどに空いてることもよくあります。
優雅に座って会社の最寄り駅に着き、朝ごはんは近くのカフェや朝から営業している飲食店で済ましてしまいましょう!
さらに早起きが習慣となって健康になる、というメリットもありますよ!
ただし、前日に残業や飲み会などがあって帰りが遅くなると、次の日朝起きるのがかなりしんどくなります。
早めの電車に乗るために早めに起きなければなりませんからね。
さらに、帰宅してからの時間を自分のプライベートの時間として楽しんでいた方は、この時間を削って早寝早起きすることになるので、プライベートが圧迫されることにもつながってしまいます。
メリット
- 普段の路線でもストレスなく楽々通勤できる。タイミングによっては座れることも。
- 早寝早起きが基本となるため健康になれる。
デメリット
- 前日に帰宅が遅くなると次の日寝不足となりかなりつらくなる。
- プライベートの時間が少なくなる。
2.フレックスタイムを利用する
上の1.とも関係するのですが、会社がフレックスタイム制を採用しているならば、それを利用して満員電車を避けられる時間を勤務時間にあてましょう。
具体的には、上のように通勤ラッシュが始まる前に出社するなら、7時~15時を勤務時間とするのがオススメです!
また、通勤ラッシュが終わってから出社するのもアリですね。具体的には11時~19時といった具合です。夜型人間の方はこちらの方が合っているかもしれませんね。
これなら自分の体質に合った時間に働けて、しかも満員電車を避けられる、ということで良いことづくめです!
しかしフレックスタイム制を導入している企業は多くありません。
内閣府のデータによれば、平成27年時点で、1000人以上の従業員のいる企業でフレックスタイム制を導入しているのは21.7%。さらに30人~99人の小規模な企業となるとわずか2.2%しかありません。
しかも1000人以上の従業員のいる企業の場合、フレックスタイム制の導入率は年々少しずつ下がってきています!
(内閣府「I-特-18図 フレックスタイム制を導入している企業の割合の推移」より引用)
フレックスタイム制の導入が進まない、あるいは廃止されていってる理由は、会議の調整が困難、人事部の負担が増えて効率が悪い、チームワークが発揮できない、取引先に迷惑がかかるといった問題があるようです。
フレックスタイム制が導入されていっても、このような理由から利用しづらいといったこともあるでしょう。
このため、フレックスタイム制の恩恵に預かれるのは一部の企業の社員だけというのが現状です。
メリット
- 普段の路線でもストレスなく楽々通勤できる。ラッシュとは無縁で座れることも。
- 自分の体質に合った働き方で働ける。
デメリット
- フレックスタイム制を導入している企業が少ない。
- フレックスタイム制が導入されていても様々なところで迷惑がかかるので利用しづらい。
3.自転車で通勤する
会社まで電車を使うから満員電車でストレスをためるのです。ならば電車を使わずに会社へ行けば良いのです。
特にオススメなのは自転車での通勤!
車だったら電車と同様に道路の混雑に巻き込まれますが、自転車ならば車の渋滞を横目にスイスイ進めます。
それに何かとお金のかかる車と違い、自転車は維持費がそれほどかかりません。
もちろん、車の駐車場代に相当するものも自転車にはありません。
お金をそれほどかけず、会社まで快適にスイスイ行けるのは爽快感あふれるものですよ。
しかも毎日自転車を使って運動するわけですから、筋力も付きますし、それだけで健康な体づくりにもつながります。
ただし、自宅から会社までの距離があまりにも離れていると、通勤時間がかかるだけでなく体力も消耗してしまいます。満員電車で疲れるのを避けるために自転車を使うのに、その自転車で余計に疲れては意味がありませんね。
現実的に、自転車通勤が利用できるのは自宅から会社までの距離が10kmくらいまででしょう。
また、雨や雪に見舞われたときは大変な目に遭います。雨ならば雨具を着用するなど雨対策をしなければなりませんし、雨に打たれながら自転車をこぐのは予想以上に体にこたえます。
また雪ならば転んでしまうおそれがあります。
このような悪天候のときは余計に疲れがたまってしまい、快適な通勤とは程遠いものとなります。
また夏場などの暑いときには汗だくになってしまいますし、暑さで体力も奪われます。
このように、会社までの距離が近く、天候が好条件のときは自転車は最高の通勤手段と言えるかもしれません。しかし悪天時や夏場などはむしろ苦痛になってしまい、通勤時の条件に左右されやすい手段だと言えそうです。
メリット
- 車の渋滞を横目にスイスイ進める。
- お金があまりかからない。
- 運動になるため健康に良い。
デメリット
- 自宅から会社が遠いと時間がかかりすぎる、疲れる。
- 雨や雪といった悪天候のときは大変。
- 夏場のような暑いときも大変。
4.会社の近くに住む
自宅から会社まで距離があるから電車を使わざるを得ないのです。
ならば、会社の近くに住んでしまえばこれらの問題は全て解決してしまいます!
会社から徒歩圏内に住むのが最善ですが、そうでなくとも1駅2駅ほどの距離なら、満員電車でもわずか数分で済んでしまいます。
いえ、電車に乗らずとも先述のように自転車で済ますことも可能です。
少なくとも、通勤でへとへとに疲れてしまう、なんてことは一切なくなります。
そして会社の近くに住むことは通勤時間を大幅に短縮することができます。つまり、多くの人が人生の少なくない時間を通勤に消費している中、あなたはその時間を自由に過ごすことができるのです。
しかし、会社の近くに住むのはそう簡単ではありません。引っ越しのために多大な費用がかかりますし、家賃もこれまでより多く払わなければならない場合が殆どでしょう。
東京の場合、多くの会社は東京都区部にあります。その近くにアパートを借りようとすると郊外の二倍も家賃がかかる、なんてことにもなってしまいます。
メリット
- 通勤で疲れることがなくなる。
- 通勤時間が大幅に短縮できる。
デメリット
- 非常にお金がかかる。(引っ越し費用、家賃など)
5.リモートワークを活用する
これは特に近年注目されている働き方です。
リモートワークとは、遠隔(リモート)仕事(ワーク)の意味で、会社に出社せず、自宅やコワーキングスペースで作業することです。
つまり、会社で社員として雇われながら、会社へ行かず自宅などで仕事をすることです。
近年は通信環境が整い、オフィスを持たなくてもビデオ通話などを通して会議や打ち合わせが可能となりました。すると、会社としてもオフィスを持つ意味がなくなり、経費削減のためにリモートワークを推奨するケースも増えてきています。
リモートワークを導入すれば通勤という概念がなくなります。
このため、満員電車のストレスから解放されるのはもちろん、通勤時間もなくなり、自由に使える時間が莫大に増えることになります。
さらに通信環境さえ整っていれば仕事ができるわけですから、自宅でなくてもコワーキングスペースやWi-Fi完備のカフェなど、自分の好きな場所を仕事場にすることもできます。
一方デメリットとしては、会社へ行くことがなくなるので、その場で仕事を教えてもらえなくなります。
また同僚もその場にいないので孤独を感じやすくなることもあります。
また、やはりまだリモートワークは浸透しておらず、導入している企業が少ないのが現状です。
「孤独でも大丈夫」「一人で黙々と作業をするのが好き」という方なら、むしろリモートワークは最高の働き方と言えます。会社次第ですが、もしあなたがそのようなタイプなら、是非ともリモートワークを活用してみてください。
メリット
- 通勤に由来するすべてのストレスから解放される。
- 通勤時間がなくなり、自由に使える時間が莫大に増える。
- 自分の好きな場所を仕事場にできる。
デメリット
- その場で仕事を教えてもらえない。
- 孤独を感じやすい。
- 導入している企業がまだまだ少ない。
6.転職する
これまで紹介したどの方法も難しいとなれば、転職してしまうのも一つの方法です。
その仕事がとても魅力的で、収入も十分にあり、面倒見のいい上司や楽しい同僚、素直な部下に恵まれるなど、その会社に勤めることで非常に充実した人生が送れているのならば話は別です。しかしたいていの人はそうではないでしょう。
ただでさえ満員電車で疲れているのに、さらにその上人間関係で悩みがあり、収入も少ないとなると、
「何でこんな目にあいながら働かなきゃならないんだ」
って思いますよね。
そこで転職活動です。自宅近くの会社、もしくはフレックスタイム制やリモートワークを導入している会社に転職することで多くのストレスから解放されます。
満員電車からのストレスはもちろんのこと、今の会社で働く上での悩みも解消できるかもしれません。
そうなればまさに一石二鳥ですね!
最近は転職を「経験豊富な人材」として肯定的に捉える企業も増えてきており、様々な業界で人手不足なのもあいまって転職が非常にしやすくなってきています。このチャンスを逃す手はありません。
ただ、転職するためにはそれなりに準備が必要です。転職サイトに登録し、志望する企業を見つけ、面接などの選考を受け、それと並行して今の企業の退職の準備も進めなければなりません。
とはいえ、今は転職サイトが非常に優秀であらゆる面をサポートしてくれます。また退職代行サービスも充実してきており、転職しやすい環境が整っていると言えます。
もしも「満員電車がつらい」「ここまでして会社に行きたくない」と思っているなら、転職活動はやってみる価値があります!
メリット
- 満員電車のみでなく、仕事上のあらゆるストレスを解消できる可能性がある。
- 今は転職するためのサービスが充実している。
- 自分の新たな可能性を切り開くことができる。
デメリット
- 相当な準備が必要になる。
もしもあなたが「転職は不安」「転職はただの逃げなんじゃないのか」と考えているのなら、是非下の記事も併せてご覧ください!
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まとめ
これまで満員電車を避ける6つの方法をご紹介しました。
やっぱり満員電車は嫌ですよね?
満員電車は避けられない、そんな時代はもう終わりです。
満員電車は大きなストレスをため、さらには膨大な時間も奪ってしまいます。これはもはや無駄でしかありません。
これからの時代は多様な働き方が認められていきます。この現代において、満員電車を避けることは真っ先に考えるべき問題と言えるでしょう。
満員電車はもはや義務でありません。あなたに合った方法で、快適な働き方を是非見つけてみてください!
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